恒常性の維持と口内炎の関係

原因不明の口内炎はホメオスターシス(恒常性の維持)に関係している場合もあります。傷による口内炎を除けば、そのほとんどは原因不明でできる口内炎だというゆに考えられます。口内炎については、これまでも色々な見解がありましたが、唾液と雑菌の関係に加えて唾液とストレスの関連についても無視できません。

 

原因の分からない口内炎は、ストレスなどによって発生するものと以前から考えられてきたのですが、体調不良や低体温による代謝の低下というように免疫力の衰えた時期に関係して出来ることもわかっています。免疫や抵抗力といえば“強い肝臓”を想像することになります。強い肝臓故に耐えて、それでも恒常性の維持のために健康を支えているのです。

 

残念なことに弱りや衰えを正確に把握する手段は、現代の医学をもってしても難しいことだといえます。そして、ついつい体を酷使してしまう毎日をくっているのではないでしょうか。原因の分からない口内炎は、不定とされている“沈黙の臓器”が弱っていて黄色信号をだしていると考えるべきです。しかも検査では特段の異常が現れ難い背景には、約3000億個もの細胞で構成されている肝臓の仕組みや500種類にも及ぶ機能と働きにあるのです。